野球肩

肩に手を当てて状態を確認する院長

野球肩

野球肩とは、特定の病名ではなく、投球動作の繰り返しによって生じる肩の痛みの総称です。肩の奥の痛み、投げた後の重さ、球速の低下として現れます。

肩の痛みの背景には、肩関節まわりの筋肉(腱板)や上腕二頭筋の腱への負担、関節の袋(関節包)の硬さなど、複数の要素が関係します。成長期の選手では、腕の骨の成長軟骨(骨端線)に負担がかかる「リトルリーガーズショルダー」と呼ばれる状態もあります。

診断は、医療機関での診察と画像検査(レントゲン・MRI・エコーなど)によって行われます。当研究所は診断を行う場所ではありません。医療機関での評価を土台に、投球で肩へ負担が集まる身体の使い方の見直しを担当します。

このような症状でお困りですか

  • 投球のときに肩が痛い、肩の奥が重い
  • 投げた後に肩がだるく、次の日まで残る
  • 以前より球が走らない、遠くへ投げられない
  • 肩を上げる・後ろに引く動作で痛みや引っかかりがある
  • 医療機関では「投げ方や負担の問題」と言われたが、具体的に何を見直せばよいか分からない
  • お子さんの肩の痛みが続いていて心配(保護者の方)

野球肩の背景で考えられること

投球は、足の踏み出しから体幹の捻り、肩甲骨の動きを経て、最後に肩と腕へ力を伝える全身の動作です。どこかの動きが小さいと、その分を肩が肩代わりし、肩への負担が集まります。

代表的な背景として、次のようなものがあります。

  • 肩の可動域の左右差(特に捻る動きの差)
  • 肩甲骨まわり・胸・背中の動きの小ささ
  • 体幹や股関節の動きの不足を、肩の力で補っている
  • 投球数や練習量が急に増えた時期と痛みの始まりが重なる

どれが関係しているかは人によって違うため、当研究所では決めつけず、実際の動きを確認して整理します。

当研究所の見方と考え方

肩が痛いからといって、原因が肩だけにあるとは限りません。当研究所では毎回、次の順序で進めます。

1. カウンセリング
痛みが出る場面(投球のどの瞬間か、練習後か翌日か)と、これまでの経過、医療機関での評価の有無をうかがいます。痛みの強さは10段階の数字で確認します。

2. 身体チェック
肩の可動域の左右差、肩甲骨・胸・背中の動き、体幹と股関節の動きを確認します。投球動作の土台となる身体の中心(骨盤・背骨・お腹)から見ていくのが当研究所の進め方です。

3. 施術ケア
チェックで見つかった負担の偏りに合わせて、身体の中心から順にケアします。痛い場所だけを揉むのではなく、肩に集まっていた負担の背景に働きかけます。

4. 変化チェック
ケアの前と後で、動き・感覚・可動域がどう変わったかを一緒に確認し、数字で記録します。「先程よりもどうか?」を毎回確かめることが、次の一手を決める材料になります。

5. 今後の方針計画
投球を続ける・減らす・休むの判断材料を整理し、家庭や練習で見るポイントをお伝えします。判断や練習の可否は、医療機関の評価が前提です。

こうした記録が積み重なると、痛みが出やすい場面や、疲れのたまり方など、自分の身体の傾向が見えてきます。当研究所では、その傾向をもとに、次回に確認するポイントと家庭でできるケアを一緒に整理します。

保護者の方へ

成長期の肩は、大人の肩とは違います。骨の成長する部分(骨端線)が弱い時期に投げ続けると、痛みが長引くことがあります。

ご家庭では、「痛い?」と聞くだけでなく、痛みの強さを10段階の数字で聞いて記録しておくと、変化が見えやすくなります。数字が上がっていく、痛む場面が増えていく場合は、早めに医療機関で評価を受けてください。

なお当研究所は、投球フォームの指導は行いません。フォームや技術はチームの指導者の領域です。当研究所が担当するのは、フォームを支える身体の土台(動きと左右差)の部分です。

よくある質問

投げながら通えますか?

痛みの程度と医療機関での評価によります。骨端線の問題などが疑われる場合は、まず医療機関での評価を優先してください。当研究所では、身体チェックと記録をもとに、今の負担のかかり方を整理します。

レントゲンで異常なしと言われたのに痛いのはなぜですか?

画像に写るのは骨などの形です。動きの左右差や、負担の集まり方といった「使い方」の問題は画像に写らないことがあります。当研究所では動きの側から確認します。

どのくらい休めばよいですか?

休む期間の判断は医療機関の評価が前提です。当研究所では、再開に向けて身体の土台の状態をチェックと記録で追い、材料を用意する役割を担います。

フォームを見てもらえますか?

投球フォームの指導は行っていません。肩に負担が集まる背景として、身体の中心の動きや可動域の左右差を確認し、その部分のケアを担当します。

受診の目安

次のような場合は、まず医療機関での評価をおすすめします。

  • 夜も痛みで目が覚める
  • 腕に力が入らない、しびれがある
  • 肩が外れる感覚がある、過去に脱臼した
  • 急に強い痛みが出た、腫れている
  • 痛みの数字が週を追って上がっている(成長期のお子さん)

ご相談・ご予約

厚木スポーツコンディショニング整体研究所
電話:080-4091-4970
住所:〒243-0201 神奈川県厚木市上荻野255-8

関連ページ:野球肘・肘の痛み/オスグッド/競技から探す(野球)/ジュニアの保護者の方へ

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